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結婚相談所のプロフィールを作ろうとして、自己PR欄だけが埋まらない。仕事は普通で、休日も家で過ごすことが多く、人に話せる特技も思いつかない。そんな時は、魅力的な人物になりきって文章を書くより、最近の生活を思い出すところから始めてください。
お見合い前に相手へ届けたいのは、立派な経歴の続きだけではありません。どんな時間を心地よく感じるか、人とどう関わりたいか、二人の生活をどう考えているかも、会って話すための材料になります。
自己PRが書けない時は、長所の名前を探すより、実際にしている行動を一つ書くと進めやすくなります。ここでは結婚相談所へ提出する文章を想定し、材料集めから完成例、添削を頼む時の伝え方まで整理します。例文は説明用に作った架空の内容です。自分に当てはまる事実へ置き換えてお使いください。
最初に「相手へ伝える文章」の役割を決める
自己PRは、すべての条件や過去を一つの欄で説明しきる文章にしなくて大丈夫です。まずは「会った時に話せる日常」と「大切にしたい暮らし」を伝える役割に絞ると、書き始める負担を減らせます。
IBJの公式解説では、自己紹介文に趣味や休日の過ごし方などを具体的に書くことが紹介されています。これは運営会社による書き方の助言であり、特定の文章にすればお見合いが成立するという保証ではありません。文章を整える目的は、実際の自分を相手が理解する手掛かりを増やすことです。
参考:IBJ「お見合いでプロフィールの自己紹介文が重要な理由と書き方を解説」(2025年)
下書きの前に、相談所から渡された記入案内を開きましょう。自己PRの文字数、別欄に書く項目、担当者が書く紹介文の有無、公開前に自分で確認する手順を確かめます。欄の構成や対応は利用先に確認し、他社の例文の長さをそのまま正解にしないでください。
たとえば勤務状況を別欄で登録するなら、自由文では仕事の全経歴を繰り返すより、「普段は何を担当し、どんな点を大切にしているか」に場所を使えます。一方、指定された申告事項は文章から省いたままにせず、所定の欄や担当者への確認で正確に扱います。
書く材料は、最近の一週間から拾う
いきなり完成文にせず、まず自分用のメモを作ります。「人に誇れることは何か」では答えが出なくても、「先週、仕事が終わってから何をしたか」なら思い出せることがあります。小さな行動から、その人らしい過ごし方を見つけていきましょう。
仕事や休日は、肩書きより過ごし方を思い出す
仕事については、職種、日々の作業、気をつけていることを別々にメモします。事務職なら「入力や確認の仕事」「引き継ぐ人が困らないよう記録を残す」といった内容です。そこから「事務の仕事をしています。次に作業する人が分かりやすいよう、記録を整えることを心掛けています」と文章にできます。
休日も「読書」「料理」という趣味名だけで止めず、どのように楽しむかを足します。長編を一気に読むのか、寝る前に少しずつ読むのか。料理なら凝った献立を作るのか、平日に食べる簡単な食事を用意するのか。同じ趣味でも、生活の様子は異なります。
特に趣味と呼べるものがなくても、散歩の途中で季節の変化を見る、家でお茶を飲みながら休む、週末に部屋を整える、といった実際の時間で構いません。最近始めたことは「詳しい」「得意」とせず、「最近試しています」と現在の段階が伝わる言い方にします。
性格は、相手と関わる時の行動に置き換える
「優しい」「誠実」と自分で評価しにくいなら、人と約束する時や意見が違う時にしていることを考えます。「予定が変わったら早めに連絡する」「出かける前に相手の希望も聞く」など、普段から実行している内容を選んでください。理想の自分の行動を、すでにできていることとして書かないのが大切です。
友人に聞く場合は「私の長所を教えて」だけでなく、「一緒に出かける時、私がよくしていることはある?」と場面を絞ると材料を集めやすくなります。聞いた言葉はそのまま転載せず、自分でも納得できる事実か確認します。友人の事情や相談内容まで書く必要はありません。
結婚観は、理想の言葉を日々の相談に変える
「温かい家庭」「支え合える関係」と書く時は、自分にとってそれがどんな場面なのかを一つ足します。抽象的な理想だけでは相手と同じ意味で使っているか分からないため、暮らしの話を始められる表現へ直しておきましょう。
たとえば「忙しい時には、食事や家のことを相談して調整できる関係を大切にしたいです」と書けば、支え合うという希望の中身が見えます。まだ経験のない結婚生活について、「家事は完璧にできます」と能力を保証するより、今できることと二人で相談したいことを分ける方が説明しやすくなります。
今していることは事実として、これから二人で決めたいことは希望として書き分けてください。「週末は自炊しています」と「結婚後は生活に合わせて家事を相談したいです」は、似た話題でも役割が違います。
一人で過ごす時間が必要なら、「休日は一緒に出かける時間と、それぞれの時間を両方大切にしたいです」と伝える方法もあります。相手に合わせて毎週外出できると書いてしまうと、会った後に無理を抱えやすくなります。好かれそうな希望を選ぶより、続けられる生活を言葉にしてください。
住む場所や働き方など、譲れない事情がある場合は、自己PRに要望を長く並べる前に担当者へ相談します。どの欄に記載し、どの段階で相手へ伝えるかを決めておくためです。希望自体を隠す必要はありません。整理が難しい時は、婚活で譲れない条件を整理する手順も参考になります。
集めた材料を短い段落にしてつなぐ
メモができたら、あいさつ、今の生活、人との関わり、これからの希望という順で文章にしてみます。この順番は編集上の一例で、すべての相談所に共通する必須形式ではありません。相手が途中から読んでも話題をつかめるよう、内容が変わるところで段落を分けます。
次の例は、事務職で、家で過ごす時間が好きな人が書いたという設定です。先に材料を「記録を整える仕事」「簡単な料理」「初対面では緊張する」「生活を相談して決めたい」に絞ったうえでつなげています。
はじめまして。日々の出来事を分かち合いながら、これからの暮らしを一緒に考えられる方と出会いたいと思い、活動を始めました。
事務の仕事をしています。次に作業する人が分かりやすいよう、記録を整えることを心掛けています。休日は家でゆっくり過ごすことが多く、最近は具材を変えてスープを作るのが楽しみです。
初めて会う時は少し緊張しますが、話を聞くことも、自分の好きなことを話すことも好きです。お互いのペースを知りながら、少しずつ話せることを増やせたらと思います。
結婚後は、仕事や体調に合わせて家のことを相談し、一緒に過ごす時間とそれぞれの時間を大切にしたいです。まずは普段の過ごし方などからお話しできればうれしいです。よろしくお願いします。
この例なら、相手はスープの話や休日の過ごし方を尋ねられます。また、最初は緊張することと、関係を築く意思の両方が伝わります。実際には人の話を聞くのが苦手で練習中なら、その一文を借りず、別の実情へ置き換えてください。
外出が好きな人は休日の段落を「休みの日は行ったことのない街を歩き、気になる店に立ち寄るのが楽しみです」などに変えられます。ただし、生活の一部だけを強調して毎回遠出する人のように見せないようにします。仕事で休む日が不定期なら、その働き方と矛盾しない内容に整えましょう。
長くなった場合は、性格を表す似た言葉や、別欄ですでに伝えている説明から削ります。指定の長さに足りない時も、あいさつを増やすより、日常の具体例が足りない箇所を探してください。文字数を満たすためだけに、趣味や将来の約束を作り足す必要はありません。
担当者の添削後も、自分で説明できる文か確認する
添削を頼む時は、「良い感じにしてください」だけでなく、困っている箇所と残したい事実を伝えます。たとえば「休日の段落が地味に感じます。普段は家で休むことが多いので、外出好きに変えずに読みやすくしたいです」と頼めば、修正の方向を共有できます。
話す方が得意なら、文章になる前のメモを持って相談しても構いません。その際は、文章作成や添削が利用中のサポートに含まれるか、誰が修正し、いつ自分が確認するかを確かめます。添削の回数や料金、連絡方法を一律のものと考えないでください。
添削で読みやすくなっても、自分の経験・希望と違う一文は公開前に戻してください。「料理をすることもある」が「料理が得意」に変わるなど、わずかな表現でも相手へ伝わる期待は変わります。
公開前には声に出して読み、普段の自分と離れすぎた言い回しがないかを確認します。次に、仕事・休日・結婚観の記述がほかの登録欄と食い違っていないかを見直しましょう。担当者の紹介文がある場合も、自分の文章と一緒に確認できるか相談します。
勤務先やよく行く店の固有名詞、他人が特定できるエピソードは、相手に人柄を伝えるうえで必要かを考えます。相談所に提出する情報と相手に表示される情報を混同せず、不安な項目は公開範囲を確認してください。連絡先などを自分の判断で自由文へ足す前にも、利用先の案内を確認します。
公開後に反応が少なくても、すぐに自分の生活や性格を否定する必要はありません。担当者には「文章を直したい」だけでなく、どの期間に、どのような相手へ申し込んだかも共有して相談できます。変更する際は元の文と日付を残し、何を伝え直したのか分かるようにしましょう。助言の方向が合わない場合は、担当者へ改善を伝える方法も確認できます。
まとめ|まずは普段の行動を一つ文章にする
結婚相談所の自己PRに必要なのは、特別な経歴を増やすことではありません。自分が日々していることと、これから大切にしたい関係を、相手が話題にできる言葉で伝えることです。
- 記入案内を確認し、自己PRとほかの登録欄の役割を分ける
- 最近の仕事・休日・人との関わりから、実際の行動を拾う
- 今の事実と、結婚後に相談したい希望を書き分ける
- 例文は自分の生活に置き換え、添削後も事実とのずれを確認する
まずは前の休日を思い出し、したことと、そこに感じた楽しさを一文ずつメモしてください。その小さな材料から、自分の言葉で説明できる自己PRを作っていけます。

